キング・クリムゾン - キング・クリムゾン

キング・クリムゾン

2021年日本での最後の公演を、東京は渋谷で終えたキング・クリムゾン。実はバンドとして最後のライブになる可能性が高いといわれていて、それだけに訪れたファンは貴重な時間を過ごしたといえるでしょう。最後に奏でられた「スターレス」は、ファンの心にいったい何を残したのでしょうか。

そんなキング・クリムゾンが活動を始めたのは1968年。そして翌年に発表したデビューアルバムは、まさに衝撃の内容でした。それから現在に至るまで、様々なアルバムを発表した彼らですが、では彼らの最高傑作はいったいどれになるのでしょうか?

レッド

多くの魅力的な他のアルバムを差し置いて、私は「レッド」を押します。このアルバムはメンバーがたった3人になった状態で制作され、発売を待たずして解散が発表された曰く付きのアルバムです。

しかし、その内容は、彼らがまさに全てを出し切ったような内容で、その後解散「する必要があった」ことが音楽から伝わってきます。燃え尽きた彼らが紡ぎ出す絶望、苦悩、そしてそれ故の美しさ。最高傑作はこのアルバムです。